海水浴失敗

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2024/05/04 EDIT CATEGORY: ▲ TRACKBACK URL

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７月１８日

昨日

午前１０時に集合ということだったので

９時に起床して部屋のカーテン開けたら

ゲボが出そうになるくらいの好天だった

こんな天気・気温の中で磯遊びなんて出来るんか？

ちょっと自信がなくなってしまったので

Mが迎えに来る前に

灼熱のアスファルト上をフラフラ歩いて行って

近くの自販機でリアルゴールドを購入

雲が高い・・・

１０mほど先の景色が

陽炎でユラユラと揺れている

これは殺される

太陽に殺される・・・

俺は口を半開きにしたまま

プルタブをプシュッ！と起こして

腰に手を当てて

リアルゴールドを一気飲みしたが

気道に入って半分くらいのリアルゴールドをTシャツに浴びた

腕にも大量にリアルゴールドを浴びたから

上半身がベタベタのヌトヌトになってしまった

そんなになってしまったから

自宅に戻って

白目を剥きながら

新しいTシャツに着替えているときに

Mが迎えに来た

Mの車に乗り込んで暫くすると

M　「　なんかテンション低いっスね　夜更かししたんスか？　」

俺　「　あのな・・・　さっき自販機でな・・・　」

M　「　自販機がどうかしたんスか？　」

俺　「　リアル・・・　ううん・・・　なんでもない・・・　」

M　「　？　リアル？　現実がキツイんスか？　」

俺　「　もう放っておいて・・・　」

で

１１時くらいに〇国に入りまして

イ〇ザで飲み物やら肉やらを購入しましてから

１２時ちょい過ぎに海の家に到着

T菓子が子供用プールを持ってきたらしく

MとHでプールに水を張ることに

まあ

当然

そうなるよね

そんでから

プールの水が温まるまで

近くの浜で海水浴をしよう

ということになり

それだったらアレだ

近くに良いプライベートビーチがあるよ

浅瀬なので　お子様でも安全な筈

ということで

漁港横の外海と隔てられた浜へ向かったが

なんかすげえ車おおい

んん・・・

おかしいなあ・・・

ここは穴場だと思ってたんだが

まあいいか

ということで

肌をチリチリと焼かれながら

目当てのビーチまで歩いたが

なんということでしょう・・・

浜一面

緑のトロロ昆布みたいなものに覆われていた

ま、まままま、まあ大丈夫だろ

ちょっと気持ち悪いけど

このトロロ昆布みたいなのを避けながら

少し沖に出たなら

水も綺麗そうだし

ということで

眉間にシワを寄せながら入水し

子供達の手を取って

沖へと歩みを進めるも

四方八方からトロロ昆布に囲まれて沖に出れぬ

子供達も

「　きゃあ　」

「　怖い　」

「　気持ち悪い　」

「　プールに戻りたい　」

などと

身勝手な事を言い出したので

この浜で遊ぶのは却下された

それでも

沖のほうは綺麗だったから

そっちのほうで改めて海水浴することに

んん？

桟橋が崩壊してる

桟橋が崩壊して

なだらかな傾斜になっていたので

簡単に海へと入水することができた

子供達も海に浸ける

「　冷たい　」

「　帰りたい　」

「　プールがいい　」

子供達なんなの？

お前らはアレか？

王様かなにかなの？

海水浴終了

チッ・・・

だから言ったのに

まだ幼い子供達に海は早いって

小学生くらいならんと

海の楽しさなど分からんだろうよって

なー

俺、言ったよな

なー

なー

と

T菓子に詰寄りたかったのだけど

子供達がプールでキャッキャッと遊んでいる姿に

目を細めている俺がいた

なんて平和な景色なんだろうか・・・

そうだ

子供達にプール内でオシッコされる前に

俺も入っとこうと思い

急いで水着に着替えた

プール如きで心臓マッハになるとダサイので

心臓のとこにプールの水をパシャパシャしてたら

後ろにT菓子が立っており

「　どうだ？　嬉しいだろ？　３８はロリコンだもんな　」

などとニヤニヤしながら言うので

「　なんだ知ってたのか。　あんまり人には言うなよ。　」

と

真顔で返してやった。