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11月2日
午前中まで倉庫でゴソゴソしており
午後2時30分頃から海へ向かう。
最近、なみが良さそうな日と休みが合わないので
今日も猫視察の為だけの海だ。
この前
坂オバサンと会話したときに
オバサンはこんな事も言っていた。
家の前で轢かれて死んだ猫も多い。
つってた。
オッシマーは腐っても観光名所ですから
車で訪れる人も多かろうと思うし
幽霊なんて出ねえのに
そういう場所として昔から有名だから
夜中に若者が訪れるのも多いだろうと思う。
若い人は下りカーブの狭い道路でも飛ばすもんな。
昔は俺もそんなだったから責める事はできないが。
とにかく
そういうので死んだ猫も多いつってた。
で
そういう話を聞かされると
俺の頭に浮かぶのはコーヒー牛乳の事だ。
あいつ、きっと、車に轢かれちゃったんじゃないかと思う。
海の家のデッキに居候するようになるまで
あいつは車の往来のない島横の漁村に長く居たから
車というモノに慣れてなかった筈だから。
まだサンダル履きの頃に3回ほど海の家近くの路地から路地の隅々まで
鍵束を振って探し回ったけど
コーヒー牛乳からの返事はなかった。
それでも
まだ生きてるかも知れない。
どっかの家でお世話になってるかも知れない。
あいつの独特の返事が聞こえてこないか耳を澄ます。
にゃっ! にゃっ! にゃっ!
と、短く鳴くのが特徴だった。
今日は返事なかった残念だ。
野良猫の別れ方はズルイ。
どのように死んだかさえ分からない。
どこかで生きてるんじゃないか? と、望みをもってしまう。
まだ歩いていない路地があるかも知れないから
いつか返事があるまで歩いてみようと思う。
コーヒー牛乳さがしてたら
まだ俺が知らなかった猫の一族が居た。
この写真の中だけで5匹いる。1匹は室内に居て網戸越しに眼が合った。
さらに奥の駐車場に2匹と手前側に2匹いた。
全部で9匹の大所帯だ。
その中に珍しいヒゲ猫も居た。過去に一度会った事あるかも?
こいつなんかは
終始、舌が出っぱなしだった。
路地を海側まで抜けると
今日も島に観光客が多いようだ。
この3連休の間、この土曜意外はグズつくって言ってたし仕方ないな。
あの様子じゃシロクン港に居ないだろうな。
空気はカラッとしてるが
この湿っぽいドンヨリ感。
嫌いだ。
こんな湿っぽい雰囲気の路地裏でも
夏の間に限っては光で溢れていたな。
こういう石垣のとこに腰を下ろして
寄ってくる蚊とか手で追い払いながら
ペットボトルの水 がぶ飲みしたな。
たった3ヶ月ほど前の出来事なのに
今はもう.............。
こんな景色最悪だ。
空き地に茂っていた緑は全部茶色になったし
アンテナの上にポツンとトンビが1羽............。
干し柿とか吊るされてるし............。
とりあえず
最近のシロクンの根城となっている民家の路地を探すもシロクン居らず。
島駐車場へと下りて
港を端から端まで歩いたが
シロクンからの返事はない。
だってあそこに
ヤクザ猫が居るから
こいつが港に居るなら
もしかしたら突堤の波消しのどこかに隠れてるかも?
ということで
突堤にのぼり先っぽまで歩くも
シロクンいない。
うーん。
きっとヤクザ猫が立ち去るまでシロクンは出てこないだろうな。
ということで
クリティカの子猫たちを視察しに行く。
1匹も欠ける事無く元気でやっていた。
子猫を五木ヒロシのような顔で眺めて30分後くらいに港へと戻ってみたら
鳥どもが上空で騒がしくしておったので
その下の方に目を遣って見ますと
なんだ、ヤクザ猫、まだ居たのか。
あれ?
シロクン? シロクンじゃないか?
今までどこに隠れていたんだ?
つうか
まだ、お食事中だろ?
こっち来なくていいのに。
俺があげるような加工鳥肉とかカリカリじゃなしに
せっかくの新鮮な生魚なんだから
もっと真面目に隅々まで肉片さがして食えよ。
鳥どもに全部食べられちゃうぞ?
つうことで
こっち来ちゃったシロクンを引き連れて戻ってみたら
ぐふぅー..............。
これは.............。
大根の皮と柿の皮じゃないか................。
それに紛れて、ほんの少しだけ ちっちゃい魚の骨があるけど
これはガッカリ飯だなぁー シロクン。
なるほどなー
漁師さんが捨てる魚の粗とかにも当たり外れがあるのかシロクン。
野良猫の食生活事情は厳しいのう。
つってたら
おい! みろ! シロクン!
あの鳥どもの騒ぎようはただ事じゃないぞ!
ほら、漁師さんが魚の粗すてたんだよ!
ほらーーー! シロクン! すげえぞ鳥の数!
あっちの粗は絶対に当たりのメシだぜシロクン!
さあ!
さあ! シロクン!
一緒に行こう!
今ならヤクザ猫も居ないし
居たとしても俺がついてる!
きっとでっかい魚くえるぜ!
さあさあさあさあ!
行っくぞぉぉおおおおシロクンめしだぁぁああああああ!
ひゃっほぉぉおおおおおーーーーーーーーう!
シロクン
『 いやドス 』
えっ?
ええっ?
なんでそこで座っちゃうんだシロクン?
チャンスだぜ?
は、早く行かないと鳥どもに.............。
シロクン
『 あそこに近づくのは 』
シロクン
『 絶対に 』
シロクン
『 いやドス! 』
な、なんだこの強い意志を秘めた猫顔は.................。
あそこの突堤の根元に近づきたくないという頑とした意志が伝わってくる。
猫の言葉とか分からないけど
確かにシロクンの 『 いやドス 』 という声が俺の頭に響いた気がするぞ。
ああ! よく考えたらあそこの突堤の根元はアレだったな?
ヤクザ猫の襲撃で俺がシロクンに見捨てられるという事件が起こった場所だったな?
しかし.............。
こんなチャンスをシロクン....................。
今ならそのヤクザ猫も居ないのに.......................。
と、ふと空を見上げると
一羽たりとも着陸しようとしない?
最初に見たまんまで
ただ上空で騒がしくしているだけだ。
シロクン........... これは...............
分かったよ............
俺にも理解できた。
鳥どもが着陸して魚をゲットできない理由は
既に先客が居るからだな?
先客つうのはヤクザ猫だな?
最初から突堤の裏側でヤクザ猫は待機していたんだな?
こちらからは見えないが
あの突堤の裏側では
もうヤクザ猫が食事しているんだな?
流石だシロクン。
流石、島横きっての弱猫白毛玉だ。
シロクンの危険察知能力は大したものだぜ。
誇れるモノではないけれどな!
ということで
さあさあ、牛乳を飲みなさい。 かわいそうな弱猫シロクン。
腹こわすなよ。 寒くなってきたからな。
2013/11/02 EDIT CATEGORY:猫 & ドッグ ▲ TRACKBACK URL
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