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深☆鉱泉が廃業している事は分かった。 ( 少なくとも2009年より前に )
そして
2009年の時点で深☆鉱泉旅館の建物が激しく崩壊しているのを確認す。
画像を見るに
屋根まで落ちていたので
もしかしたら今頃は建物の跡形もなく森に還っているのでは?
さらにインタネッツで検索したところ
出てくるのは登山に関した話ばかりで
今、2013年、現在、深☆鉱泉旅館が、どんな姿になっているのか想像がつかない。
で
こちらの文章を読んでみると
2010年 12月7日
《 昔、深☆鉱泉と言うのがあったらしく、
まだ看板が出ていてそこから林道をたどると
中腹あたりで登山道の標識がありました。 》
と、あるので
もしかしたら今でも看板だけは残っているのかも知れない。
しかしながら
林道とか中腹とか登山道とか
うーん?
もしかして
外観もくそも、完全に建物が倒壊して
2010年の頃に、既に森に飲み込まれていたのだろうか?
もう、建物跡に近づく事も出来ない状態なんだろうか?
仕方ないので
ひとつ、深☆鉱泉に纏わる
昔ばなし みたいなのを拾ってきた。
☆ 一の谷温泉物語
その昔、深☆の村の少し奥の山あいに一の谷温泉と言うお湯があり、
その辺一帯が温泉のまちとなって非常に繁昌していました。
この温泉は、かの有名な泰澄大師が飯降の御嶽山をお開きになったおり、
発見された所で、お湯の湧き出るあたりには、
大師ゆかりの薬師如来さんと金毘羅さんがお祀りしてあって、
万病に効くとのことで、一の谷温泉はお恵みのお湯と信じられていました。
さて或る日のことです。信心のない温泉宿の湯女が、
事もあろうに湯元の池で汚れ物を洗ってしまいました。
するとどうでしょう。急に空は墨を流した様にくもり、
空からは滝のような雨が降り天地鳴動して、遂に湯元には大きな岩が落ちて来て、
ぴったりと蓋をしたようになってしまいました。
そうして薬師如来は何処へともなく飛び去ってしまわれ、
金毘羅さんは稲妻の光のように向うの山の峰へと飛び去ってしまわれました。
そして、その遊女は雷様がいずこともなくつかみ去ってしまいました。
一の谷温泉はそれ以来、永い間お湯も出なくなり、
温泉町の人々は嘆き悲しみながらばらばらに散ってしまいました。
それからまた、永い年月が過ぎて、ある日麓の村の稲葉の別家奥右ェ門の隠居さんが、
福井の町へ出た時、宿の家で夢のお告げがあったので、
石仏のお薬師様を買い求めて帰りました。
信心深い奥右ェ門さんは朝な夕な心をこめてお参りをしていますと、
仏様が夢枕に立たれて、
「奥右ェ門、一の谷へ登って見よ。必ず霊泉が湧き出ているであろう。
そうしてその上の山へわしを祀ってくれよ。」
とのお告げです。
そこで早速一の谷へ登って見ますと、なるほどきれいなお水が湧き出ていました。
そうしてそこには足を怪我したらしい鹿が足をそこの水溜りにつけておりました。
可愛そうな鹿のために数日はそっとしておいて、
鹿がもう来なくなってからその水を沸かして風呂に入れてみますと、
全く温泉と変わらない薬のお水だと言う事が分かりました。
これは「この水でお湯を沸かし病気で困る人を助けよ。」との
お薬師様のお教えだと思って、奥右ェ門さんはお湯の宿を作り、
また、上の方のお山にはお薬師様のお堂を建ててお祀りしました。
その鉱泉は何れの病いにもよく効きますが、
特に子供達のかゆい出き物などにはよく効くと言われ、
遠近を問わず入湯に来る人は引きも切らず深井温泉として次第にその名が高くなりました。
こうした昔からの言い伝えから鉱泉の宿の人達は、
今もみんなが不潔をいましめて、清浄な霊泉を守っていると言うことです。
語り 薮田 己克(深井)
調査 本多 良三
補足 大☆市民に親しまれてきた深☆鉱泉は、諸事情により、現在は営業されていません。
この 昔ばなし を読んでみて
俺が興味深いと思ったのは
遊女が1人、命を落としている? ところなんだが
少し先の文章では
その雷様に連れ去られたという遊女が
信心のない温泉宿の湯女、と、表記されている。
先の湯女と遊女とは
全く別の人間を表しているのだろうか?
そうすると
物語にイキナリ遊女が登場して連れ去られた感じになるから
ちょっと話的に辻褄が合わないですので
湯女と遊女は同一人物だと考える。
さらに
最後の 《 補足 》 にて
大☆市民に親しまれてきた深☆鉱泉は、諸事情により、現在は営業されていません。
と、あるが
この 昔ばなし の文章が何時頃 書かれたものなのか分からないけど
《 諸事情により 》 という言葉の真相。 俺はなんとなく分かっている。
あれは何年前の冬だったか覚えていないが
この深☆鉱泉がテレビのニュースに写った。
で
俺と俺の家族は
そのニュース画面に目が釘付けになったのを覚えている。
《 深☆鉱泉旅館の屋根雪下し作業で、作業員が屋根から転落し
下のボイラーで熱せられた湯を溜めてあるタンク内?に落ちて溺死 》
というニュースだった。
俺の母は
『 やっぱり、あそこ、なにかあるのよ.........。 』
と、ポツリと呟いたのを覚えている。
で
きっと
その転落事件で営業停止かなんかになって
そのまま廃業に至ったものと思われる。
まあ、俺の想像に過ぎないが
たぶん、そんな事だろうと思っている。
さて
どうしたものか。
足を踏み入れられないほど
森に還ってしまっているならば
もう、確かめようがない。
俺が知りたいのは
旅館建物の側壁に
1mも間を空けずに佇んでいた御堂の事だ。
御堂なのか祠なのか分からんが
とにかく
アレは相当、幼心にもゾクッ!とした。
あの御堂は今もあそこに現存しているだろうか?
それとも
旅館建物の崩壊と共に崩れ落ちて、跡形も無くなってしまったのだろうか?
知りたい...........。
まだ間に合うだろうか?
少しだけでも建物の残骸が残されていないだろうか?
俺は知りたい。
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