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2018/04/20 EDIT CATEGORY: TRACKBACK URL 

我が名はハム! 野良犬の王でヤンス! ③









そうだったのか...................

お中元の時期だから

こんなにハムが..................

ということで

冷蔵庫の扉の前で積み上がったハムのダンボールを

もう一気に3個4個抱え上げて

ファイナル☆ファイトのハガー市長のように

うぉーーーーっ

うぉぉおおーーーーっ

つって

別の場所に移動させ

やっとこさ冷蔵庫の扉を開け放ち

上半身にドカジャンを着込んで冷蔵庫内部に突入し

白い息を吐き出しながら

せっかく出しやすいように綺麗に並んでいる商品を

奥へ奥へと運んで移動させ

そこの空いたスペースに

外に積み上げられているハムどもを詰め込んでいった。






そうして

外に積み上がっていたハムどもの半分くらいを

冷蔵庫の中に収められた頃には

もう昼メシ時を1時間くらい過ぎていた。

主任さんも最初に俺に言ったとおり

3時間ほどで廃人みたくなり

昼メシも喉を通らないくらい疲れたから

遅くなって悪いけど君だけ昼メシ食ってきてくれるかな..........

でも、できるだけ早く帰ってきてね..........

つわれた。






しかしながら主任さん

頑張って早くメシ食って帰ってくるけどさ。

冷蔵庫の中の通路がハムで埋まってるんだぜ?

他に積み上げられる場所はなくなっちゃったんだぜ?

それでも半分は外に残されているし

いったいどうしろと............

と、心の中では思っていたが

焦燥し疲労しきった主任さんの青白き顔を見たら

そんな事は言えなかった。







とにかく

早くメシ食って戻らないと

しゅにんさん しんじゃう!

と、思ったので

近くのコンビニで簡単に食えるのを選んで

そのまま車の中で10分ほどで完食してから

駆け足で主任さんの待つ冷蔵庫まで戻ろうとした その途中

営業所に大型トラックが入ってきた。

俺は目を疑った。

大型トラックはそのまま冷蔵庫の前の段差までバックで入っていく。

冷蔵庫の扉の前で膝から崩れ落ちる主任さんの姿。

そのまま膝を抱えてガックリと肩を落とす主任さんの姿。

うそだ!

そんな筈はない!

こんなの間違っている!

主任さん!

しゅにんさーーーん!

まってろ! 今たすけに!

つってたら

トラックの運ちゃんが荷台の扉をバックリ開けた。

ええ、そうです。

また、大量のハムが到着しなすった。

そもそも

朝の内に届いたハムの半分しか冷蔵庫のなかに収められていないし

それで冷蔵庫のキャパは イッパイ イッパイ なのに

何故だ?

何故、また、新たなハムが届く?

なにゆえだ! なにゆえそれほどまでにハムは怒り荒ぶるのか!

しねハム! そなたは醜い!







ということで

倉庫の前の

なんていうか腰くらいの高さの段差があるじゃない。

トラックのアレに合わせた段差の部分あるじゃない。

そこが人ひとり通れるか通れないくらいにハムの箱で満たされた。

もう手の付けようがないとはこの事。

俺は恐る恐る屍のような主任さんに話しかけた。


『 これ、もう、無理ですよね 』


膝を抱えたままの主任さんは俺を見上げようともしなかった。

しかしながら

チカラなく細い腕を上げて

冷凍庫のほうを指差した。

そして、こう言った。


『 最終手段............ 』

『 冷凍庫のほうに詰められるだけ詰めよう........... 』

『 そこにあるのとかは、なんとか凍っても大丈夫な商品だから............ 』


俺は

本当に小さく頷いた。

言うまでもなく

主任さんも分かっている筈だ。

冷凍庫のほうの商品は

全部が重い。

ギッチギチに詰まったホルモンとかが凍ったやつを

全部奥に退かしてスペースを空けるのは

なかなか大変な労働になる。

それを分かっているうえで

主任さんは言うのだな.................。









しかしながら

当時の俺はまだ若さ溢れる人間だったから

主任さんが壊れた糸人形みたいにカクカクしてて頼りにならなくても

黙々とその作業を行った。



結局のところ

その作業は殆んど意味を成さなかった。

冷凍庫の中の商品は賞味期限とかが長いから

大量に納入されて詰まれたままになっていたので

スペースを空けようにも

元々、ギッチリ詰まりすぎていて

ほんの2畳分くらいしか空けられるスペースがなかった。



その後

いつも午後5時の定時に帰っていたのを1時間くらい居残って作業したが

ちっともハムの山は片付かず

ボロ着れのようになった主任さんを残して俺は帰宅した。

まあ、バイトだからね。

責任感とかそんなないですから。

ちゃんと精一杯頑張ったし。

きっと夜に別の人が頑張って

明日に来てみたら

ちゃんとなんとかなってるんじゃねえの?









ということなんだけど

ぜんぜん話が進まない。

俺が野良犬の王に至るまでの話なのに。

つっても

それまでの経過を書かないと

なんで俺が公園の野良犬の王になったのかがアレしないから

また次に続けて頑張って書き残す。










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2013/08/13 EDIT CATEGORY:懐古 TRACKBACK URL 

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