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2024/12/06 EDIT CATEGORY: TRACKBACK URL 

3州プールの思い出




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小学生の頃

ここの50mプールで楽しく遊んだ思い出

まず最初に

ここの50mプールは

ちょうど中間の25mのとこで鉄格子みたいな柵で区切られていた

半分は大人用プールとして

半分は小学生、中学生用のプールとして

そんで

その大人用プールとの境に設置してあった鉄格子みたいな柵の隙間に

水中で頭を潜り込ませるという遊びが流行っていた

その鉄格子の隙間が微妙な間隔でして

ちょうど頭はスッポリ入るんだけど

焦って耳が引っ掛かったりすると、かなり危ない状況に陥った

早く抜け出さねば息が続かない・・・



焦れば焦るほど

鉄格子の隙間に引っ掛かった耳が支点になってしまい抜け出せない

どんどん肺の中の空気は減少し

さらには水中なのに冷たい汗を掻き始め

もう耳が千切れてもいい! 死んじゃうので!

死ぬのいやなので!

という覚悟で

ちからいっぱい両足で鉄格子を押し蹴って

ほんともう

ギリギリで水中から脱出できたという経験を

懲りずに数10回くらい繰り返した覚えがある




その数年後の夏

俺は高校生なっていたのだけど

なんとなくテレビのニュースを観ていたら

3州プールで大人用プールとの仕切りに

小学生の男の子が頭を挟んだ状態で沈んでいるのをプールの監視員が見つけ

その後

運ばれた病院で死亡した

というニュースだった

あぁ・・・

あの危険な遊びは

今でも流行ってたんだな・・・



なんとも微妙な気持ちになったのを覚えている





あと

プールの排水口

あそこも楽しかった

水中でプールの横っ腹に四角く凹んだ箇所を見つけた

凹んだ箇所の奥に何があるのか興味津々になった

凹んだ箇所にはこれまた鉄格子が設置してあったけど

そこの近くで潜ったりして遊んでたら

なんか体が引っ張られる感覚がして楽しかった

それで

なるほど

あそこの凹んだ場所はプールの水を吸い込む場所だな

と確信したので

監視員に見つからんように

水中でスイミングキャップを脱いで

鉄格子の隙間に無理矢理腕を肩まで捻じ込んで

『 スイミングキャップを排水口に吸い込ませる遊び 』 という楽しい遊びを確立するに至った

この遊びは本気でスイミングキャップを排水口に吸い込ませる訳ではなくて

排水口の吸引力を指先に感じて はあはあ するという遊びだったのだけど

何度目かに本当に友達のスイミングキャップが見事に穴の奥に吸い込まれてしまった

もしかしたら

友達のスイミングキャップが吸い込まれた先のどこかに詰まって

プール内のどこかの機械が爆発するんじゃないかという話になったので

それ以来

怖くなって止めた





それから俺は無事に成人し

これまた夏のニュースで

各地で排水口に児童が吸い込まれるなどして死亡する事故が続出との報道がされた

それでやっと俺が子供の頃やってた行為はとても危険だったのだと気づかされた









3州プールでの最後の思い出

俺、19才の夏の夜

友達と当てもなくドライブしてたけど

なんとなく3州プールの近くを通り掛かったから

プールに水が張ってあるか見に行こうということになった

まだ夏が始まったばかりの時期だったから

今年もちゃんとプールに水が張ってあるか心配になったから

ちゃんと金網を傷つけないように乗り越えて

ちゃんとプールサイドにスボンやらTシャツやらをキチンと畳んで

あまり大声を出さないように

月明かりと街灯の灯りのみのプールで

友達4人と全裸のナイトスイミングを楽しんだ






通報された

警察きた

全裸だったので逃げ場なかった

警察官が

「 とりあえずプールから出てこっち側 ( 3州公園側 ) に来い 」

というので

入ってきたのと同じように

金網を乗り越えて警察官が待っている公園側に投降した

勿論、全裸の状態で




最後に金網を乗り越えて投降した友達が

投降する前にプールサイドに脱ぎ捨てられていた全員分の衣服を公園側に投げて寄こしてくれた

全員が公園内に散らばった自分の衣服に注目した

警察官に懐中電灯で照らされながら

そろりそろりと衣服に近づこうとしたら

「 動くな 」

と言われた

続けて

「 とにかく全員、一列に並べ 」

と言われたので

警察官の前に一列で並んだ

全裸で





警察官は

「 君ら・・・ 暑いのは分かる・・・ 分かるけど・・・ な? 」

と言うので

全員でコクコクと頷いた

その辺りで公園の横をシャーーと自転車が通り過ぎたので

全員でチンコを手で隠した

自転車が通り過ぎた後に沈黙が続いたので

最初に俺が口を開いて

「 あのぅ・・・ パンツだけでも穿いていいですか? 」

と懇願したが

答えはNOだった

警察官は怒っていた





「 君ら年齢は? 」

と訊かれたので

「 今年で全員19ですぅ・・・ 」

と答えると

警察官は深い溜息を吐いた後で

「 19・・・ だったらもうちょっと・・・ な? 近所の迷惑とか・・・ な? 」

と言うので

もう完全に愚かな行為でした、ものすごく反省してますという意で

全員で啄木鳥のようにコク!コク!と頷いた

そして

お願いだからパンツだけでも穿かせて下さい

という願いを込めて警察官の次の行動を待ったが

とりあえず

住所と年齢と名前をこの手帳に記入しなさいと言われたので

指示された通り、夜の公園で手帳に住所、年齢、氏名を書き写した

薄暗い公園の街灯の下

全裸で





全員が住所、氏名を手帳に書き終えた頃には

完全に気化熱で体温を奪われていて

暗くて確認はできなかったけど唇は紫色になっていたと思う

体もブルブルと小刻みに震えていた

全員がブルブルと震えていた

全裸で

その姿を見て

きっと警察官も哀れに思ったんだろうか

年齢も年齢だし親元には連絡を入れない

という優しい対処にしてくれた




そして

警察官が見守るなか

素早く自分の衣服に飛びついて

迅速にパンツを穿いてスボンを穿いてTシャツを頭から被った

こんなに衣服がありがたいと感じたことはなかった





解放され

全員、無言で車内に戻り

キーも回さずにシートに座り込んだ

暗い車内にプールの塩素の匂いが充満していた

なんとなくバックミラーに視線を移すと

後部座席の友達の影が揺れていた

最初は泣いているんじゃないかと思ったけど

そいつを引き金に

それは爆笑の渦へと誘われた

大いに笑った

自分らの情けなさと滑稽さに大爆笑した





今、思い出しても

あの頃は相当のクズ人間だったと思うけど

すごく楽しかった

毎日が素晴らしい日々だった







自宅に帰って風呂に入ろうとしたら

間違えて友達のパンツ穿いて帰ってた





さらに数年後

その4人の友達のうちの1人は重い病気に掛かり

数年の入院生活を経て無事に全快して退院したけれど

心を閉ざしてしまったようで音信不通となり

もう1人はパチンコ中毒になり多大な借金を抱え込み

俺や他の友達に金を借りに来るという

どうしようもない人間になってしまったので

縁を切った

今じゃ同級生の友達の数は片手で数えられる数にまで減ってしまった

切ない話だ





これが俺の3州プールでの全部の思い出

読み返しても

俺しか面白くないという

そんな思い出

いいじゃないか

俺のブログなんだし・・・。

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2010/04/16 EDIT CATEGORY:懐古 COMMENT:0 TRACKBACK: TRACKBACK URL 

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