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2024/12/05 EDIT CATEGORY: ▲ TRACKBACK URL
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2024/12/05 EDIT CATEGORY: ▲ TRACKBACK URL
鍵屋さんは南京錠を解錠して帰っちゃったので
T壱と2人で母屋内部の探索開始
農機具小屋から母屋に通じる戸を入ると
たぶんここは脱衣所だったらしく
長年湿気にさらされていたせいか 床がフワフワしていた
しかも
右手にちらっと見えるレンガは
どうやら炭を燃やす炉みたいだったから
ここの浴槽はきっと
釜風呂だったんだろうな・・・・・
ということで
浴室を覗いてみた
浴室の窓が少し割れていて
少しだけ植物の侵入が見られた
やっぱり釜風呂だった
俺の爺ちゃんトコも
昔はこのタイプの風呂だったから
よく覚えている
これに入る時は
足の裏を釜底で火傷しないように
まな板みたいなのを足元に沈めて入浴する
そしてから
このタイルの絵が印象的だった
婆さまが介護施設に入居してからも
爺さまは一人ぼっちで風呂の為に火を起こして
曲がった腰を擦りながら
この浴槽で入浴し
頭の上に使い込んだタオルを乗っけて
湯気の向こうに
このタイルの絵を見てたんだろうか?
寂しくなかったのかな・・・・・・
それは本人じゃないと分からないし
老人の気持ちなんて
自分が老人になってからじゃないと分からないのだと思う
最初に目が悪くなり
次に歯が悪くなり
最後には耳が悪くなる
もちろん
筋肉における持久力も瞬発力もなくなっていく
もし
容姿的にも体力・筋力的にも
20代のままで生活を送れたら
20代の容姿のまま80歳まで生きられるとしたら
男にとっても女にとっても
それはまるで夢のように魅力的な話だけど
きっと
もの凄く死ぬのが怖い・惜しいと思うだろうな
歳を重ねて老いる程に
どんどん体の都合が悪くなっていく現象
それに理由をつけるには
きっとアレだ
死への恐怖や生きたいという欲望などを削いでくれるモノだと思う
絶望と諦めの心で
死ぬ事について幾分恐怖が和らぐものだと思っている
それと同時に
金銭欲や物欲なども削がれていくというのは
これはとても素晴らしい事と俺は思う
欲望を削がれて残り少ない生命を心平穏に暮らすというのは素晴らしい事と思う
そう思うが
どうやら今の世界は違うっぽい
どこぞの風俗街では
年金自給日の前後に
60過ぎの老人が性サービス店に大挙して訪れるという
今の日本の老人達は元気で宜しいじゃないか! つう話じゃないぜ
なんで性欲処理ごときに大金を払えるんだ今の老人は? つうことだぜ
欲深い老人たちに金が集っているつうことだぜ
勃起しないチンポコにバイアグラかましてまで なにやってんだよ
暴力団に年金流してどうするんだよ
どうせパチンコとかもしてるんだろ・・・・・・
結局、俺が書きたいのは
金に余裕があると
老人になってまでも欲望に囚われ続けるつうことなんだと思う
60を過ぎてまで性欲に支配されている老人など
どうやったら尊敬したり敬ったりできるだろうか?
自分の娘よりも若い、下手すると孫みたいな年齢の女を金で買うんだぜ
どう考えても気持ち悪いから嫌悪対象になっちゃうだろ
あと
いくら若くて体力があっても・欲しいものがあっても
お金がなければ出来ない事が沢山ある
たとえば車とかもそうだ
キラキラしたホイールを履いたスポーツカー
マッチョなマスクでシート本皮張りの四駆車両
欲しいなー・・・・・・
欲しいけど、買える値段じゃないな
たぶん、今後20年働いても買える余裕は無いな
じゃ、どうするか
まず諦める
諦めたらどうなるか
車の雑誌とか買わなくなる
それに伴い車への興味が無くなっていく
あれ? 別に高級車なんて生きていくうえで必要じゃないな・・・・・・
なんであんなの欲しがってたんだろう?
友達やら恋人と美味い飯を食ったり遊んだりして金を使ったほうが
よっぽど有意義な時間を過ごせるじゃないか?
と、いうことになる
これが物欲を削がれたという事
そんなに悪い話じゃないと思う
が
どこかの経団連やらトヨタなどは
若者が金を使わない
若者が社会貢献をしないから
若者ガー 若者ガー 若者ガー
ようく考えたらどうなんだと思う
今現在、金が余っている・金の使い道が分からない という年齢層は
随分と老人たちに偏っているんじゃないか?
だったら老人たちに金を使わせるように努力するのが先なんじゃないか?
それが企業努力つうんだろ?
努力もしてねえのに
若者に矛先を向けて非難するのが
日本の優良企業のする事なんですか?
と、思う
すごく長い文章になったけど
廃屋と関係ない事を書き綴ったけど
こんなのを考えさせてくれるのも
廃墟の良い所と思う
風呂場に続いて洗面所
赤のと青のをキュッキュと回して
丁度よい温度にするのが難しかった蛇口な
続いて台所
左手にタオルが干してあったが
亡くなった爺さまが干したんだろうか? そうすると何年間干されたままなんだろうか?
台所を後に
広間に出てきた
古いブラウン管テレビがある
柱の時計は7時48分で止まっていた
広間は二部屋ありまして
どちらも12畳くらい?
それが襖を取り外されていて繋がった状態だったので
すごく広い空間に感じた
続いて
2階へと続く階段
2階
2階の洋室 (フラッシュなし)
緑に侵食された窓の傍らに 朽ちかけの洋椅子
なかなか素敵な風景だと思う
洋室のお隣の和室には
たぶん、旅行土産コーナーと思う
旅行土産にありがちな
さるぼぼ がないか調べたけど さるぼぼ なかった
どうやら岐阜土産はないようだ
この和室の襖を開けたら
まさかのモルタル壁だった
隣がさっきの洋室だから
もしかして洋室は子供部屋だったのかも知れない
プライバシーのアレに伴い
後からの子供部屋洋室への改築に伴って
まさかの襖開けたらモルタル壁になったのかもな
あと
やっぱりドッスン便所だった
これも昔の爺ちゃんちと同じだ
懐かしいなー と、思った
子供の頃の俺は
よく爺ちゃんちのドッスン便所に
しゃがんだ時に筋肉マン消しゴム ( いつもポケットに入れて大切にしていたキンケシ )
それを奈落のウンコ地獄に落としてしまって
哀しい思いをしたもんだった
あと
この廃屋には
ブラウン管テレビがやたらと多く残留していると思った
撮らなかったのも含めて
農機具小屋のと合わせても
全部で10台くらい古いブラウン管テレビがあったと思う
昔はテレビすごい高かったらしいから
ここのお宅は元々は
お金もちの家だったのかもなー と、思いました
最後
仏壇の扉を開けさせられる羽目になった広間
遺影が怖かった
もし、俺が同行しなかったら
T壱がこの部屋で一人で仏壇を開ける事になったと思うと
とんでもねえなあ・・・・・・ と、思った
おしまい。
2011/10/24 EDIT CATEGORY:はいきょ ▲ TRACKBACK URL
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